All you need is loveJanuary 10 2021

店で取り扱う商品をチョイスする上で指針としているいくつかの要素がある。

その中でも一番大事にしている要素として挙げられるのが「その商品を愛せるかどうか」である。

AREth チームが開発に携わった DEELUXE のスノーボードブーツ、RIN を例に挙げてみよう。

AREth 代表の永坂光寛をはじめ、小松吾郎や西山勇ら開発に関わったチームライダーとは自分で店を始める前からの旧知の仲で、彼らがどんな山で、どんな滑り方をしているのかを僕自身よく知っている。

だからこそ、彼らがスノーボードブーツを生み出す上で抑えているポイントのひとつひとつに共感できるし、納得もできる。

共感と納得をもって何かを見続けた時、そこに生まれるのは愛着だ。

店の人間が商品の魅力を客にアピールする時、持っていて最も心強い武器はその商品への愛着だと思う。

「僕はこの商品のこういうところが本当に素晴らしいと思うし、めちゃくちゃ気に入ってるんですよね。」

そう言われてこの商品微妙そうだなと思う人がいるだろうか。

styrus は僕がひとりでやっている小さい店だから、愛着のない商品はひとつとして扱っていない。

これはとてもラッキーなことで、小さい店の強みでもあると思う。

この話の流れでいくと、僕が店頭で繰り広げているのはお惚気トークということになるが、人へのお惚気が微笑ましいのだから、物へのお惚気も微笑ましいに違いないはずだ。

うちで取り扱っている商品が気になって、その商品の魅力を知りたくなったらぜひ店頭へ。

微笑ましいお惚気トークをたっぷりとご用意してお待ちしております。