Studio fish i

Yoshiro Higai A3 POSTER "Jim Rippey"

¥1,100

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タホのバックカントリーキッカーで回り、アラスカのエクストリームなスロープでスプレーを上げたか思えば、インスブルックのエア&スタイルなどのビッグエアコンテストでオリジナルトリックを繰り出し優勝しまくったというオールラウンダー。現在のフリースタイラーのめざす姿を十年以上前に具現化した元祖ムービースターである。過激なアクションはスノーボードにとどまらずスノーモービルでバックフリップを世界初にメイクしてESPNのアワードを獲得した。現在は神秘的な体験をきっかけにキリスト教に目覚めて、牧師となり、プロスノーボーダーとしての経験を語って布教活動をしているようである。1997年4月、アラスカでの撮影を終えようとしていた時のことだ、スタンダードフィルムズがフォトグラファーを探していると聞き、迷わず帰りの飛行機チケットを捨てた。ブライアン・イグチ、トム・バート、ジェイミー・リン、ビクトリア・ジェルース…そしてジム・リッピー。その時代の頂点にいるライダーとフィルムメーカーと過ごした日々は想像を超えて刺激的であった。反面長いウェイティングをしても自分がメンバーに入れない日の落ち込み、飛べたら飛べたでクレジットカードの枠を目一杯広げなければいけないほどのヘリコプターのチャージといったこれまたきびしい現実…それでもしばらく彼らと行動を共にした。その甲斐あり、自分で最終日と決めた日に、この写真を撮るチャンスをものにした。スフィンクスと呼ばれている菱形の美しい山。その頂点は限りなく尖っていて人一人がやっと立つことが出来るほどだ。ピークにいる人影はガイドのダグ・クームス、ライダーのウェス・メイクピースだ。ドアを外したヘリコプターからフィルマーのマイク・ハチェットと共に身を乗り出してレンズを構える。スリングの命綱はあるが、ローターの激風は容赦ない。 ゴーサインとともに飛び出したリッピーは 斜度55°標高差1000mのスフィンクスに連続して大きな弧を描いた。この写真はラッキーにもその年に発売されたTB6のボックスカバーに採用された。間違いなく自分のベストショットの一枚である。そして、うれしいことにリッピー本人もこの写真をすごく気に入ってくれている。

樋貝吉郎

樋貝吉郎作品A3サイズポスター。購入してすぐそのまま飾れる、スチレンボード貼付け済みタイプ(3,150yen)とポスターのみ(1,050yen)の2タイプよりお選びいただけます。樋貝吉郎本人の直筆サイン入り。

印刷 ウォーターレス高精細 
紙厚 135kg 
サイズ 297mm×420mm

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