【 How To Choose a Course 】Calla Factory Tune UpJune 12 2023

プロフェッショナルによるスノーボードのチューンナップというものをぜひ体験してみたいけれど、コースがいろいろある上に、ストラクチャー?サーモバッグ?どれを選べばいいのかよくわからん!というみなさまに向けて、Calla Factory チューンナップのメニューとコースの概要をざっとご説明したいと思います。

ベーシックチューン

まず全てのチューンの大前提として、ソール全面を専用マシンで荒削り/仕上げの行程でサンディングします。これによって表面の酸化した部分や細かい傷などが取り除かれ、平滑になります。次に同様にエッジをソール面、サイド面ともに専用マシンで研磨します。傷の除去はもちろん、丸くなったエッジはシャープになり性能が復活します。最後にマシンワクシングとエッジ防錆加工が施され、ビニールパッキングして終了。
上記にソールの傷をリペアする行程が入ったUSEDボード用のメニューがリフレッシュコース。リベアなしの新品用のメニューがノーマルコースになります。

ストラクチャー加工

スノーボードは雪の上を滑ると表現されますが、厳密にはソールと雪との摩擦によって発生した水の上を滑っています。その水をノーズからテールへと物理的かつ効果的に流すためにソール表面に細かい溝を施す加工がストラクチャー加工です。専用のマシンを使い均一に加工するには高い技術が必要で、加工するチューナーの腕によって仕上がりに差が出るところでもあります。溝の深さや入れる方向など、ストラクチャーにも様々な種類がありますが、パウダー&フリーライディングには基本の「浅めのクロス」がおすすめです。

サーモバッグ加工

サーモバッグは電熱線の入ったスノーボードバッグのようなケースにボードと専用ワックスを入れ、中低温でゆっくりとワックスを浸透させる加工です。サーモバッグ1回につきアイロンホットワクシング10回分相当のワックスが浸透すると言われています。ソールをアイロンで焦がしたりすることなく効率的にワクシングできるというのが謳い文句ですが、この加工の最大の利点は自分自身の手間が省けるところ。ショップでワックスを購入し、自宅にワックス台をひろげ、床に垂らさないよう気をつけながら塗り、冷めるまで数時間待ち、ワックスのカスを飛び散らせながら削り、終わったら掃除をして台を片付ける。この精神修行とも言える手間、それに伴う時間、さらにはワックス自体の購入代金を省くことができてしまう、夢のような加工です。

以上の3つの要素を組み合わせる事でコースが決まります。

ベーシックチューン のみなら「リフレッシュコース」。

ベーシックチューン+ ストラクチャー加工 なら「ハイクオリティコース」。

ベーシックチューン+サーモバッグ加工2回 なら「リフレッシュバリューセット」。

ベーシックチューン+ストラクチャー加工+サーモバッグ加工2回 なら「ハイクオリティバリューセット」。

基本で選んでいただきたいレコメンドコースは上記の4つ。その他プラスアルファで細かなオプションもありますが、煩雑になるのでここでは割愛します。

よく聞く巷の声として、ソールと雪との間に発生する水分の少ない寒冷地のパウダー環境ではストラクチャーは不要論がありますが、ここ最近は気温自体が上昇傾向にありますし、12月や春などパウダー以外の雪でも滑ることを考えると、俺は一生厳冬期の旭川でしか滑らん!という方以外は有用かつ必須の加工であると言えるでしょう。何よりワールドカップやオリンピックに出場している選手でストラクチャー加工をしていない選手はいないと代表チームの現役オフィシャルサービスマンである Calla Factory 代表の山本さんが言ってますから、これ以上の説明は不要ですよね。

特に高い品質のソール材を採用している高級国産ブランドのボードを使っているのに、チューンナップはした事ない。。という皆さま、せっかくの道具の性能を半減させてますよ!もったいない!

もちろん USAメイドのボードにも、ソールの性能を確実に引き上げてくれるので、チューンナップはめちゃくちゃおすすめです。

よく聞かれますが、チューンナップは当店でお買い上げでないボードでも承ります。

受付に予約等は必要ありません。バインディングは外して、ボードのみ店頭へお持ち込みください。

そんな Calla Factory のプロ御用達チューンナップをお得な価格でお求めいただける、春の割引キャンペーンは6月いっぱい(7/2まで)です。

ぜひお見逃しなく!

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