Burton 2019 Sneak Peek : Boards February 09 2018
行ってきました、Burton 2018/19 モデル試乗会 at 白馬五竜。
FT(Family Tree)シリーズをメインに、気になるところをピックアップして1日試乗、さっそくインプレッションを書いてみました。
FT MYSTERY FISH
試乗サイズ : 156
超軽量なスーパーハイエンドスペックを採用した”MYSTERY”シリーズが今年はFISHでリリース。フラットトップの「面」で滑る気持ちのいい乗りごこちはそのままに、規格外れの軽さによって高い運動性能がプラスされ、自然地形をシャープに攻めることのできるマシンに進化を遂げています。フリーライデイングボードにおいて「軽さ」が性能になると証明しているモデルと言えるでしょう。ソールにはハイエンド Methlon ベースを採用。156と151の2サイズ展開です。
BEND : ディレクショナルフラットトップ™
SHAPE/FLEX : ディレクショナル(30mmテイパー) / ディレクショナル
CORE : FSC™認証ドラゴンフライⅡ™ 500gコア / マルチゾーン™ EGD™
FIBERGLASS/BASE : Mysteryグラス / Methlon
FEATURES : • The Channel® / スーパーサップ®樹脂 • プロティップ™ / インフィニットライド™
ARTIST : マリン・ホリカワ [www.moderatebreeze.com]
PRICE : 237,600円
FT SPEED DATE
試乗サイズ : 156
Terje Haakonsen がバンクドスラロームを攻略するために設計したフリーライディングモデル。バランスフリーライド形状を採用、ノーズとテールを硬めにして走破性を向上させつつ、センターをしなやかにすることでコントロール性能を向上させています。試乗した中では最も印象が良く、一発目のカービングからいきなりしっくりきました。グラフィックもいいですし、かなりおすすめのモデル。156以外にも151と161の2サイズがリリースされています。
BEND : ディレクショナルキャンバー
SHAPE/FLEX : ディレクショナル(7mmテイパー) / ディレクショナル
CORE : FSC™認証ドラゴンフライ™ 600gコア / マルチゾーン™ EGD™ / Squeezebox
FIBERGLASS/BASE : カーボンハイライト45° / リサイクルシンタードWFO
FEATURES : • The Channel® / スーパーサップ®樹脂 • バランスフリーライド形状 / プロティップ™ / インフィニットライド™
ARTIST : マリン・ホリカワ [www.moderatebreeze.com]
PRICE : 99,360円
FT STUN GUN
試乗サイズ : 158
長くワイドなスクエアノーズを搭載した、12mmテーパーのディレクショナルボード。ブランチマネージャーの後継機で、きつめのサイドカーブを採用した、切れるパウダーボード。158サイズを試乗しましたが、きつめのサイドカーブを採用しているせいか、きびきび動き、数値よりも短く乗りやすい印象でした。158サイズ以外にも150と155の2サイズがリリースされています。
BEND : ディレクショナルキャンバー
SHAPE/FLEX : ディレクショナル(12mmテイパー) / ディレクショナル
CORE : FSC™認証スーパーフライⅡ™ 700gコア / デュアルゾーン™ EGD™ / Squeezebox
FIBERGLASS/BASE : カーボンハイライト45° / リサイクルシンタードWFO
FEATURES : • The Channel® / スーパーサップ®樹脂 • バランスフリーライド形状 / プロティップ™ / インフィニットライド™
ARTIST : マリン・ホリカワ [www.moderatebreeze.com]
PRICE : 99,360円
FT BOTTOM FEEDER
試乗サイズ : 150 ポインティノーズとハーフムーンテールを採用した150レングスのショートファットボード。フレックス、トーションともに全体的にしなやかで、日本人の体格、脚力でもきっちりコントロールできるスペックを採用。ドンブカなディープパウダーはもちろん、タイトなツリーや沢地形でもスムーズにサーフライクにこなせる1本です。150ワンサイズ展開。
BEND : ディレクショナルフラットトップ™
SHAPE/FLEX : ディレクショナル(20mmテイパー) / ディレクショナル
CORE : FSC™認証スーパーフライⅡ™ 700gコア / デュアルゾーン™ EGD™
FIBERGLASS/BASE : トライアックス™ / リサイクルシンタードWFO
FEATURES : • The Channel® / スーパーサップ®樹脂 • インフィニットライド™ ARTIST : マリン・ホリカワ [www.moderatebreeze.com]
PRICE : 88,560円
CUSTOM
試乗サイズ : 156
すべてのフリースタイルスノーボードの設計の標準を作ったとも言える、言わずとしれた名作中の名作。平野歩夢をはじめとする超トップレベルのライダーから、スノーボードをこれから始めようという超ビギナーの方まで、すべてのスノーボーダーにおすすめなスタンダードモデル。150から170Wまで全10サイズ展開。
BEND : キャンバー
SHAPE/FLEX : ディレクショナル / ツイン
CORE : FSC™認証スーパーフライⅡ™ 700gコア / デュアルゾーン™ EGD™ / Squeezebox
FIBERGLASS/BASE : カーボンハイライト45° / シンタードWFO
FEATURES : • The Channel® / フロストバイトエッジ / スーパーサップ®樹脂 • プロティップ™ / インフィニットライド™
PERSONALITY (0–3 PLAYFUL, 4-6 MEDIUM, 7-10 AGGRESSIVE) : 4〜7 (ミディアム / アグレッ シブ)
PRICE : 88,560円
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その他詳細はぜひ店頭へ。
ユーザー試乗会も今週末の野沢温泉スキー場よりスタートいたします。
百聞はひと乗りに如かず。
気になったらぜひ行ってみてください!
Product Review : Burton Family Tree Working Stiff 2018 January 26 2018
ブーツ、ビンディングはずっと Burton 一筋ですが、今シーズンは超ひさしぶりにボードも Burton をチョイスして滑り始めています。
今期選んだモデルは Family Tree Working Stiff。ノーズまわりがワイドで厚みがあるせいか、158くらいに見えますが、実は短い154レングス。少々タイトなツリーもスイスイいける小さめ回転半径とは裏腹に、名前にもあるとおり、必要なところを必要に応じて"Stiff"、そう"硬く"してあるのが特徴で、パウダーの下に隠れた硬めのバーンや、パウダーバーンに入った無数のトラックを突破していくパワーを備えたボードです。
海外メーカーの言う Power は日本人からするとオーバー Power であることもザラなんですが、この「必要なところを必要に応じて硬く」というところがポイントで、全体がただ硬いだけでなく、フレックスしてほしいところはちゃんとフレックスし、ねじれてほしいところはちゃんとねじれてくれるので、典型的日本人体格な僕でもきっちり踏めて、きっちりまわせて、コントロールできています。
常々思うことですが、Burton の作る道具の素晴らしさは、その道具の持つさまざまな機能、ボードで言ったらアウトラインとかキャンバーとかボトム構造とか、乗り味に関わるそれらの機能単体にあるのではなく、それぞれの機能をバランスよく配置するセンスにあり、そのセンスを作る源はやはりこれまでの開発の歴史であり蓄積であると言えるのではないでしょうか。
昔使ってたという方はもちろん、実は今まで使ったことないという方も、今一度の Burton Snowboards を、ぜひチェックしてみてください。
Product Review : Burton Family Tree 2018 Working Stiff & Con Artist Limited December 30 2017
バフバフパウダーシーズンにあわせて、今年はBurton Family Tree シリーズからリリースされている2モデルを店頭在庫しています。
2018 モデルの中でも試乗会での印象が抜群に良かったのが、Working Stiff です。
最大の特長は「フィレオフレックス」という、ボード本体を基本性能を損なうことなく部分的に薄くする技術を採用していること。
テールはスワローテールの特徴である抜群のヌケを再現しつつ、テールを使った粘りを同時に実現する、まったく新しい仕様になっています。
ノーズ周辺には厚めのプロファイルを採用、ばたつきを抑制することで荒れた地形などでの突破力をプラス。
154cmレングスながら、ディープパウダーからタイトなツリーや沢地形まで、オールラウンドにこなせるフリーライディングモデルです。
もう1本はホリデースペシャルとして店頭入荷してきたばかりの Family Tree Con Artist Limited Model。
Con Artist は今まで何度もリバイバルされている完成度の高いモデルで、152cmというショートレングスが生み出す高い機動性に 312/257/292mm とワイド&テーパーなアウトラインが生み出すデイープなパウダーでの十分な浮きを併せ持ったフリーライディングボード。
深い雪とタイトなツリー、タイトな沢地形でこそ、その性能を発揮する、日本の雪山で日本人ライダーが乗るべき究極の1本と言えるでしょう。
どちらも甲乙つけがたい、最高の2本と言えますが、改めて感じるのが Burton Snowboards の開発力の凄まじさです。
どんなに変わった、特徴のあるデザインを採用していても、道具としてのスノーボードに必要な性能である、曲がる、止まるができない、しにくいボードはリリースしない。
そこにリーディングカンパニーとして業界を引っ張るブランドのプライドを見ることができると思います。
この2本は米バーモント州バーリントンにある Burton Snowboards 本社敷地内に建っている、プロトタイプ工場、その名も「CRAIG'S」で生産されています。
「HANDMADE AT CRAIGS」これだけでグッときちゃいます。
ぜひチェックしてみてください。